貴金属買取のザ・ゴールド佐久平店、クロムです。
今回は、諸説はありますが三大宝石として有名な、
各種宝石類の主な産地をご紹介させて頂きたいと思います。
・ルビー
世界的に有名な産地としてはミャンマー、スリランカ、タイ、
ベトナムがあります。
産地ごとに細かな特徴があり、
まず「ピジョンブラッド」という種類があります。
和訳すると「鳩の血」という意味で、鮮やかな濃い赤色に、
強い照りがあります。
「ビーフブラッド」は「牛の血」という意味で、
少し黒味が強めの赤をしています。
「チェリーピンク」は明るく透明度の高い色で、
赤というよりはピンクに分類されます。
ピンクサファイアに識別されることも多く、
ルビーの中では高級感には欠けますが可愛らしい色合いで、
指輪やネックレスなどジュエリーに使われる物としては人気があります。
この中でも最も高価なのが、
ミャンマーで採取される希少な「ピジョンブラッド」になります。
現在ミャンマーでは政府による鉱山の国営化や紛争などにより、
供給が不安定になっている事から今後も更に高騰していくと考えられています。
・サファイア
主な産出国は、インド、ミャンマー、タイ、スリランカがあります。
サファイアの品質は色と産地によって異なりますが、
色の違いだけでなく濃さも重要な要素となります。
青色以外にも「パパラチア」と呼ばれるピンクとオレンジ色の中間のような色味で、
産出量が極めて少ない希少価値の高いサファイアもあります。
「ピンクサファイア」といったルビーに近い色味の物や、
オレンジ、イエロー、グリーンといった種類のサファイアもあります。
中には無色透明の「カラーレスサファイア」もありますが、
ジュエリーにあしらわれることは殆ど無く、こちらはあまり価値はないそうです。
・エメラルド
主に南米大陸で良質なエメラルドが産出されており、
その中でもコロンビアが産出量、品質共に優れているとされています。
その他ではザンビア、ブラジル、ジンバブエなどがありますが、
南米以外にロシアでも産出されています。
中には少し青味、黒味がかかったエメラルドもありますが、
コロンビア産の物は目が覚めるような美しい緑色をしていることが特徴です。
採掘される鉱山によっても内包物や透明度など品質の違いはありますが、
「ムゾー鉱山」、「コスケス鉱山」、「チボール」が三大鉱山と呼ばれています。
また他にもジンバブエ産のエメラルドは小粒ではありながらも、
黄色味を帯びたグリーンで他のエメラルドとはまた違う美しさがあります。
同じ宝石の中でも産地などにより、細かい違いや種類があります。
鑑別書の種類によっては産地も記載されていることがありますが、
あくまで「産地である可能性が最も高い場所」が記載されているケースもあるそうです。
これはいくつかの産地で採掘される宝石の特徴が極めて似ている事から、
100%その産地の物である保証が出来ないから、とされています。
なので表記としては、「このルビーはミャンマー産の特徴を有しています」など、
特定しない言い方で記載されていることもあるそうです。
現在皆さまがお持ちの宝石はどの産地で採掘された可能性が高いのか、
またどういった特徴があるのか改めて確認してみるのも面白いかもしれませんね!
【最後に】
ザ・ゴールドには米国宝石学会認定の鑑定士が複数在籍しており、各店舗で働くスタッフもしっかりとした研修を受けております。受け継がれたもの、頂いたもので価値があるのかわからない色石付きのリングやネックレスなどがございましたら、是非お近くのザ・ゴールドにご来店くださいませ。