こんにちは！貴金属・時計・ブランド買取のザ･ゴールド札幌狸小路3丁目店のぶたたまです。
本日は、様々な色彩を持つトルマリンの中で、鮮やかな「エレクトリックブルー」「ネオンカラー」
と評され、高い彩度とテリを持つ宝石「パライバトルマリン」を紹介いたします。
パライバトルマリンの「パライバ」は、最初に産出されたブラジルのパライバ州の名を冠したものです。
1989年2月、ツーソンで初めて出品されたパライバトルマリンは、あっという間にキャラ単位の価格が
上がり、最終日には1ctあたりの金額が、最初の金額の25倍にまで跳ね上がりました。
これは長いツーソンショーの歴史で、記録に残るものだったそうです。
超稀少なことでも有名で、きわめて産出量が少ないことから、最上質のものは1カラット当たりの
価格は現存する全ての宝石の中で最高峰とも言われています。TBS放送の『マツコの知らない世界』で、
アレキサンドライトやパパラチアサファイアと並んで「世界三大稀少石」として紹介された事がある
くらいの希少石なんです！
インクルージョンの入りやすい宝石でもあり、大きな結晶は、殆ど産出されません。
サイズが1ctを超えるものは、非常に稀なようです。モザンビーク産の石には40カラットや、
それ以上のサイズのものがあります。エメラルドと同じで、パライバトルマリンでは、
インクルージョンがあるのが普通で、色が主な美しさの決定要因となっています。
しかし、パライバトルマリンにインクルージョンが少なければ、希少性と価値は格段に上がります！
美しい鮮やかな色のために、パライバ・トルマリンは短期間で高い人気を集めるジェムストーン
となりました。パライバトルマリンはこの上ない珍しさ以上に、他に並ぶもののない美しさをもった、
世界でも特に人気の高いジェムストーンです。近年は産出地が限られていて、パライバトルマリンの
値段は高騰を続けています。天然の資源でもある宝石、特に美しい大粒のパライバトルマリンは
地球の生み出した神秘の結晶と言われています。
パライバトルマリンが初めてブラジルで発見されたとき、珍しく濃い「ネオンのような」あるいは
「電気のような」明るい色が、それまでに知られていたどんなトルマリンとも違い、際立っていました。
このジェムストーンの色は濃いエメラルドグリーンからウィンデックスブルー（洗剤のような青）、
さらには深みのあるサファイアブルーまで、そしてスペクトルの順番にインディゴブルー、
濃いバイオレット（良質のアメジストと同じ）、パープル、そして赤まであります。
濃い色のほかに、こうしたジェムストーンの重要な特徴は、対象的に消光（エクスティンクション）
が見られないという点です。パライバトルマリンはきわめて輝きが強く、光が弱くても光を放っています。
電気のように鮮やかなウィンデックスブルー、ネオンピーコック色、強烈なターコイズ色、
圧倒的なトワイライトブルー。個人的な好みの問題もありますが、もともとウィンデックスブルーのものが
最も人気があります。最高品質のブラジル産パライバなら、ジェムストーンの卸市場でも１カラットにつき
２万ドル以上で売れるそうです。良質なアフリカ産の石の場合、カラット当たり数千ドルで、アフリカ産の
石としては驚異的な価格がついています。
パライバトルマリンの鮮烈な色を生んでいるのは少量の銅、それにマンガンと鉄です。
銅の量が多いほどブルーやターコイズの色が強くなりますが、マンガンが多くなるとバイオレットから
赤の色合いが強くなります。鉄はグリーンに発色する要素と考えられています。
一定量の銅／マンガン／鉄を含むトルマリンなら、何でもパライバ種と呼ばれる資格があるかというと
そうではありません！ パライバトルマリンの最も重要な特徴は、このジェムストーンを有名にした特徴の
色の鮮明度です。必要な色の強さをもたないジェムストーン、あるいはあまりに消光の多いジェムストーンは
パライバとして売られるべきではありません。パライバトルマリンは通常鮮やかなウィンデックスブルー、
ネオンピーコック色、強烈なターコイズ色を示す深い色のジェムストーンなのです。
買取りでも、たまにしかお目にかかれない希少石ですが、持ち込みがあった際は、心が躍ります！
価格も、希少性も、知名度も、はるかに他種類の色石に比べて抜きん出ています。
銅による独特なネオンブルーの輝きは、登場から30年以上経った、今も不動の人気を誇っています！
