ザ・ゴールド東岡谷店のたけしです。
本日は、IWCのインヂュニアについてお話したいと思います。
1950年代当時は多くの電化製品が生活に浸透し始めており、
これらの機器から発生する磁気で腕時計の精度に影響が出ていました。
中でもエンジニアは磁気力の作用する場所を仕事場とすることが多い職業です。
この時IWCは優れた耐磁技術を確立していました。
なんと1888年からIWCは耐磁性ムーブメントを製造していたのです。
こうしてエンジニア、技師のような特定の職業に就く顧客向けに
作られたのがインヂュニアです。
上記の事からわかるように機械式時計のウィークポイントの一つである
耐磁を克服するべく開発されたのがインヂュニア・コレクションです。
そして、特定の顧客の社会的ステータスに相応しい控えめなデザインでした。
この初代インヂュニアは、12年以上その形に修正を加えるはなく、
多くの人々に親しまれていました。
しかし、1976年インヂュニアのデザインが大きく生まれ変わります。
時計デザイナーのジェラルドジェンタによりインヂュニアSLが登場したのです。
ラージサイズでスポーティなスティール製モデルで耐磁性、
耐衝撃に優れたモデルを完成させたのです。

1976年以降に登場した「インヂュニアSL」の独特フォルムは、
現在のインヂュニアのデザインコンセプトを完成
させたといっても過言ではないでしょう。
インヂュニア登場後の25年間は、男性用の時計として発売されていました。
しかし、1980年代に入り短い期間でしたが沢山の女性用モデルが発売しました。
しかし、1980年代中盤には、女性用モデルは姿を消していきます。
そういった歴史があるインヂュニアですが、最大の特徴となるのがやはり耐磁性です。
今では40.000A/mまで耐えるモデルが出ています。
近年磁力を帯びる機械製品が身の回りに増えております。
PCやスマートフォンがそうですね。
機械式時計をお持ちの方なら磁気の影響で時間があわなくなったなど
そういった故障を経験している方もいると思います。
電化製品が沢山あるところで仕事をしている方には、
インヂュニアを購入することを検討してみてはいかがでしょう。

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