日中のぽかぽか陽気を感じ、もうすっかり春だなぁ…
と思いきや突如雪が降りだしたり、夜は凍えるような寒さになったりなど…。
まだまだ油断は出来ませんが、そろそろタイヤ交換もしてもいいのかなぁ
とか思う今日この頃です。
さて今日は、「ダイヤモンドが出来上がるまで」の工程を豆知識として ご紹介したいと思います！
採掘されたダイヤモンドはどのような工程を経て、
あの美しい輝きを放つようになるのか！
・原石検査・マーキング
まず採掘されたダイヤモンドの原石は、検査にかけられます。
ダイヤモンドの原石は大きさや形はバラバラなものがほとんどです。
検査ではまずダイヤモンドの原石の結晶の形、輝き、亀裂、不純物のチェックをして、
品質の良さによって仕分けされます。
仕分けされたダイヤモンドはそれぞれジュエリーとして使用できるものや、
工業用として利用できるものと選別されます。
ジュエリーとなるダイヤモンドの原石は、最小限のカットで最大限の透明度、輝きを得るために
結晶軸や結晶方向を判定し、どうやって削り出すかを入念に計算して
次の工程である劈開のための印がつけられます。
・劈開（へきかい）
劈開は、ダイヤモンドの原石から不純物などを取り除いたり
原石を分割する際に行われる作業です。
ダイヤモンドは非常に高い硬度を持っていますが、
結晶面に垂直に力を加えると割れやすいという性質があります。
研磨での分割を行うと非効率的なため、その割れやすい特性を利用して劈開が行われます。
少しでも間違うと原石が粉砕されてしまうため、
この作業には細心の注意を払う必要があります。
・鋸引き
鋸引きは、ダイヤモンドの原石を真ん中で2つに分割する際に行われる作業です。
切断の仕方によっては原石の強度に影響が出て、
研磨やデザインに制限が生じてしまうため、切断方向は慎重に決定されます。
特殊なセメントを使ってダイヤモンドの原石を固定し、
ダイヤモンドの粉をコーティングした鋸刃でカットします。
ダイヤモンドは高い硬度を持った物質のため、
カットしたり研磨したりする際には、同じダイヤモンドが使用されます。
最近では自動鋸引き機械やレーザー光線を利用した
機械なども開発され、作業の効率化が進んでいます。
・胴削り
「ガードリング」とも呼ばれる胴削りは、劈開や鋸引きで切断されたダイヤモンドの原石を
後々加工しやすいように削っていく作業です。
荒い部分を削り、角を丸めて曲面にして
鋸刃と同じようにダイヤモンドの粉がついた工具を回転させ、
そこにダイヤモンドの原石を当てることによって削っていきます。
この際、削れて飛び散ったダイヤモンドの粉末は回収され、加工のために再利用されます。
・研磨
胴削りによって大まかですが形が作られたダイヤモンドの原石は、
研磨する事によって、宝石としての姿が作られていきます。
研磨には、ダイヤモンドの粉末がコーティングされた円盤状の機械を使います。
上下で8面ずつの形に研磨され、
この時点でようやく見慣れたラウンドブリリアントカットの
ダイヤモンドの形となります。
円盤状の機械で大まかに形が作られた後は、
胴削りされた外周を特殊なホイールによって整えていきます。
最後にダイヤモンドの、パビリオンと呼ばれる土台の部分と、
クラウンと呼ばれる上半分の部分が研磨されます。
パビリオンはダイヤモンドの複雑で透明な輝きを生み出す重要な部分であり、
クラウンはダイヤモンドの顔となる部分です。
研磨には機械化された工具が使われますが、ほとんどは何と手作業となります！
完璧に整った、美しいダイヤモンドの姿を作り出すには職人の熟練した技術が必要となります。
このように、様々な工程を経て初めてダイヤモンドの
あの美しい輝きが作られるのですね！
ザ・ゴールドでは専属の宝石鑑定士がおります。
お客様の大切なお品物を一点一点、丁寧に査定致します！
皆様のご家庭にダイヤモンド、色石など何か気になるものが
ありましたら、是非とも当店にお持ち下さいませ！
皆様のご来店、心よりお待ちしております（・Ω・）ﾉ
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