帯と着物のザ・ゴールド長岡店の大吉です。
本日は、パリの5大宝飾店(グランサンク)の1つ『ショーメ』のお話です。
1780年代、フランス・パリにてマリ・エティエンヌ・ニトによって創業されました。
のちに、ナポレオンの乗った馬車が暴走したときに助けた縁で、皇帝ご用達のジュエラーになったといわれています。 ナポレオンが妻のための結婚指輪をショーメに依頼した話は有名です。
1840年代にはヴィクトリア女王ご用達ジュエラーとなりました。
1907年、パリのヴァンドーム広場に店舗を構え、 7代目ジョセフ・ショーメの時に、現在の『ショーメ(CHAUMET)』という名前が付けられました。
ヨーロッパの王侯貴族に愛され、とくに優美なティアラのコレクションで知られています。
ティアラを代表とし「愛のジュエリー」の製作で名声を得てきたCHAUMET(ショーメ)は、 マリッジリングとして人気が高く「愛」「絆」をテーマとしたコレクションが豊富にあります。
ティアラやエグレクト(白鷺)・王冠をテーマとした、『ジョゼフィーヌ』はショーメを代表するコレクションです。 ジョゼフィーヌはナポレオンの妻の名前から付けられました。
『リアン・コレクション』は、恋人や家族との深い絆を表す結び目が印されています。リアンはフランス語で絆を意味します。
『プリュム・コレクション』は、シンプルなデザインですが、フランス語で“羽”を意味していて、 まるで永遠の愛を祝福する天使の羽のように、ロマンティックで愛らしいデザイン。
『トルサード・コレクション』は、2本の線が絡み合う螺旋のデザイン。 永遠に結ばれ、続いていくふたりの愛と絆が表現されています。
結婚・婚約指輪として高い人気があるのも納得ですね。
せっかくなので『グランサンク』とは、 パリのヴァンドーム広場を拠点とする店のなかでも、高級宝飾協会が認めた5大ジュエラー(パリ5大宝飾店)のことです。
「メレリオ・ディ・メレー」・「モーブッサン」・「ブシュロン」・「ヴァン クリーフ&アーペル」・「ショーメ」の5社。
フランス語のグランサンクを日本語に訳すと「偉大な(グラン)5つ(サンク)」という意味です。
世界5大ジュエラーとして知られるティファニーやカルティエ、ブルガリなどと比べると世界基準においての知名度では劣りますが、 ジュエラーの聖地であり激戦区でもあるパリのヴァンドーム広場で長年営業を続けられるほどの確かな実力を持っているジュエリーなのです。