一般的なダイヤモンドは無色から少し黄色みがかっていますが
鮮やかな色が付いたダイヤもあることをご存知ですか?
2013年サザビーズのジュネーブでのオークションで、
大粒のピンクダイヤモンド(59・60カラット)が
8318万ドル(約82億8000万円!)で落札されました。
ちなみにこのダイヤは1999年にアフリカで見つかった132・5カラットの
原石が2年かけて研磨され、長円形に仕上げられたものだそうです。
ピンクの鮮明な輝きを持つダイヤとしては世界最大で、
透明度も最高級を誇るそうです。
大きなピンクダイヤは希少性が高いので、
競売前から宝石の最高値更新が予測されていたようですが
まさかここまで高いとは・・・・。
びっくりですね?。
また、今度は世界最大のオレンジダイヤモンドが
スイスのジュネーブにて
オークションにかけられました。
予想最高価格20億6000万円だったのに対し
最終落札価格は35億5000万円になったそうです(゜o゜)
このダイヤモンドは通称「オレンジの涙」と呼ばれ
なんと14.82カラットあります。
世界最大にして
最高の落札価格をつけられたオレンジダイヤ・・・
ぜひ一度見てみたいものです!!
このようなダイヤはカラーダイヤモンドと呼ばれ、
白、黄、オレンジ、ピンク、紫、緑、赤、
バイオレット、青、ブラウン、グレー、黒などがあります
そのうち、GIA(米国宝石学会)が鑑定する色は
黄、オレンジ、ピンク、赤、
紫、バイオレット、青、緑の8色です。
その他の色は、基本的に
GIAのカラーチャートには含まれておりません
また、この他にも
1つの同じダイヤの中に2色入っているダイヤモンドや
温度など条件によって色が変わるダイヤモンド
オパールのように遊色効果を持つ乳白色のダイヤモンド
といった激レアダイヤモンドもあります。
因みにピンクダイヤモンドは産出量は
全ダイヤの0.01%位です。
ダイヤモンドになぜ色が付くのか
完全な科学的証明はまだされておりません。
分かっているのは
放射線の照射などによる結晶構造の変化
ダイヤモンドの生成過程に何らかの不純物が混ざり、
それによって色が生じているということです。
しかし、人工的に色を付ける方法は確立され、
実用化されています。
その方法は放射線を当てる、分子構造を変える、
高温高圧(HPHT)プロセスなどの方法があるといわれています。
このような処理を施されたダイヤモンドは
トリートメントダイヤモンドと呼ばれ、
カラー生成が天然のナチュラルダイヤモンドと区別されています
当然ですが、ナチュラルダイヤモンドの方が市場価値は高いです。
購入の時は注意しましょう。