買取りの経緯
所謂バブル期に購入された物なのだそうです。周囲をダイヤモンドで飾られ、一際目を惹くお品物です。し
かしながら最近では身に付ける機会も少なく、いっそ
のこと買い替えを検討され、お持込みくださいました。
買取りのポイント
エメラルドの語源はサンスクリット語で「緑色の石」を意味する「スマラカタ」にあります。それがギリシ
ャ語で「スマクラグドス」、ラテン語で「スマラグダ
ス」と変化し、さらに「スマラルダス」に変化。そこ
からさらに古フランス語で「エスメラルド」に変化し、
現在の「エメラルド」と言う呼称になったと言われて
います。
エメラルドについて
エメラルドの歴史は古く、世界の4大宝石にも数えられています。ギリシア時代、アリストテレスの弟子テ
オフラストスの「石について」に登場し、エジプトの
紅海に近い砂漠で発見されたそうです。
プトレマイオス朝エジプトではクレオパトラも愛用し
好みの大使に与え、シーザーは治療のためにたくさん
集めたとも伝えられています。このことから富と権力
の象徴でもあったとされています。
ローマ帝国時代のプリニウスの「博物誌」では、ダイ
ヤと真珠に次ぐ、第三位の宝石とされており、皇帝ネ
ロはエメラルド製のモノクルを所有していたとの言い
伝えもあるそうです。実際、ポンペイなどローマ帝国
時代の遺跡からはエメラルド製品がよく出土しています。
このように古い歴史を持つエメラルドですが、量的に
出回るようになったのはアメリカ大陸発見後、新大陸
で発見されてからです。
エメラルドはギリシアやローマでは、占星術の影響で
ヴィーナスに捧げられていました。ユダヤの伝説では
ソロモン王が神から授けられた宝石の中に、エメラル
ドが入っていたとも。
サンスクリットの医術ではエメラルドは解毒のほか、
下剤、消化を助ける等の効果があるとされていました。
ペルシアやアラビアの聖者たちも解毒のほか、てんか
んを治す、肝臓病やらい病に効くなど万能薬扱いして
いたそうです。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-
帯と着物買取のザ・ゴールド松任店
〒924-0032-石川県白山市村井町1655
TEL/FAX:076-275-8883
〔営業時間〕10:00~18:00/年中無休(年末年始、夏季休業を除く)
松任店トップページ